鉄道

鉄道旅を楽しむ方法は?おすすめの列車や目的地を紹介!

こんにちは。岡本。です。本日は、仕事で忙しく、時間に追われストレスを溜めている20〜30歳代のサラリーマンの方へ向けて、「鉄道旅行術」についてご案内します。よろしくお願いいたします。

私は、夏や冬の連休が取れる時期に趣味の鉄道一人旅に出てストレス発散しています。14年間でJR全路線の70%に乗車。乗車距離は14,000kmにもなりました。私は始発電車に乗るときの早朝の薄暗さが好きです。空気の冷たさが旅に出るワクワク感を増幅するからです。

今日はこの趣味の鉄道一人旅が仕事で蓄積したストレス、ネガティブな気持ちを和らげる方法として有効だということをお話させていただきます。

そして、本日のゴールは、ストレスを和らげる「鉄道一人旅」の計画を立てたくなる、です。

では、具体的なノウハウの前に、なぜ、私が鉄道一人旅がストレスを和らげる有効な方法であると思ったきっかけをご説明します。

大学を出て就職したハウスメーカーでは営業職として日付が変わるまで仕事をして、全く自分の時間が持てなくなってしまいました。営業の仕事をしたかったわけでもない私は仕事に悩み、自信を失い、ストレスで体の調子が悪くなる一方でした。

うつになりかける寸前でしたが、幸い、8月のお盆休みに連休がとれたので、気分転換に学生時代から始めた青春18きっぷを使った一人旅に出ました。

とりあえず、遠いところに行きたいと思い、北海道を目指し、旅に出ました。

この旅では、ハードに仕事するばかりだった自分を立ち止まらせ、「振り返りと自省」にじっくり時間をかける機会となったのです。

行き着いた北海道、小樽で、日本海が一望できる日和(ひより)山灯台という場所があるんですが、そこからの目の前に広がった海の雄大さ、一面の青を見て、それまで心に漂っていた不安やネガティブな気持ちは地球規模で考えたらちっぽけなもんだ、と思えました。

そして、「このまま今の仕事を続けて良い人生が送れる訳がない、1年働いて転職しよう」と決心することができました。

旅を終えて職場に戻った後も辛い日々は続きましたが、あと少しがんばろうと「折れない心」を鍛えた貴重な旅だったと思います。

鉄道一人旅は、自分自身とじっくり向き合える、非常に有効なストレス発散方法です。なぜ、鉄道一人旅かというと、非日常の空間で物思いにふけられる環境が「電車の中」そして、「一人」であるからです。

電車の車内は非日常を車窓の風景、走行音等によって提供してくれます。非日常空間に心を置くことで、日常とは違う発想ができます。

逆境や困難、強いストレスに直面したときに、適応する精神力と言われる「レジリエンス」を鍛えるトレーニングにもなります。

以上2点の理由から、仕事で悩み、ネガティブな感情を持ちながら働く多くの人へ、ネガティブトンネルを脱出する方法として、鉄道一人旅をおすすめしたいと思いました。

IT分野の発展が目覚ましい現代では、情報過多となり、人口減少も相まって、働き手が少なくなっており、10数年前に比べて一人のビジネスパーソンが処理する仕事量が格段に増えています。みなさんの中にも、ハードな職場で多くの仕事を担当されている方がいらっしゃると思います。

より良い人生を送るための、未来を変える「鉄道一人旅」、予行練習として、私と一緒に旅に出てみませんか?

では、まず、目的地を決めて下さい。

オススメの目的地の決め方は「まだ行ったことがない街で、以前から少し興味があった街」を選ぶことです。旅をとおして、一番ワクワクドキドキするところでもあるので、楽しんで考えて下さい。

目的が決まったら、いよいよ旅に出ましょう。膳は急げ。そうそう、電車に乗る前に以下の準備をするとおすすめです。

①時刻表を買う

②食料を調達

③トイレに行く

普通の在来線とは一味違ったワクワクを提供してくれるのが観光列車です。特にJR九州は現在の観光列車ブームの先駆けで、有名な観光列車が数多く存在しています。

中でも肥薩本線の「SL人吉」「いさぶろう・しんぺい」は肥薩本線沿線の球磨(くま)川のゆったりした流れが心を癒やします。

ちなみに、青春18きっぷでも指定席券を購入すれば乗ることができます。

乗っただけで気持ちが自然と高鳴る車内デザインは一見の価値があります。

JR三角線を走る「A列車で行こう」もいいです。

車内でジャズが流れるおしゃれな電車で、内装も非常にきれいでした。

車窓を楽しむためには、窓側の席を確保することが重要です。この時のポイントは電車の進行方向に対して前を向ける席を選ぶこと。景色の見やすさが段違いです。

更にもうひとつ上のテクニックとして、乗車する前にgoogle mapなどで電車が通るルートを確認しておきます。例えば、電車が海にそって走るときは左右どちらに海が現れるか把握しておくと、前もってベストポジションを確保でき、十二分に車窓を楽しめます。

車窓を楽しむ以外にも、風景や天気の変化に合わせながら携帯音楽プレーヤーで音楽を聞いたり、読みたかった本を読んだり、話題の駅弁を食べたり、今後の旅行の計画をしたりなど、貴重な自分時間を思い通りに過ごすことができます。

どんなに事前に旅のプランを立てていても予想もしないアクシデントに遭遇することはあります。

山口県の長門という駅で電車の乗り継ぎをしたときのことです。2両編成の1両目に乗ったのですが、しばらくすると、乗りこんだ電車が切り離され、目的地と逆方向に電車が進み始めとても焦った経験があります。

慌てて電車を降り、どうしようか10秒迷ったあと、時刻表をさっと開いて下関方面に向かう電車を調べると、次の電車が来るのは2時間後でした。

時間を無駄にするのは嫌だ! と思い、駅を一瞬で出て、目の前にとまっていたタクシーの運転手さんにこうお願いしました。

「あの、すいません!  さっき駅を出た列車を追ってください!」

運転手さんはびっくりしていましたが、抜け道を通りぬけ、一生懸命、電車を追いかけてくれました。強い雨の中、猛スピードで電車を追いかけるのはとてもスリリングでドキドキしました。運転手さんのがんばりのおかげで無事、目的の電車に乗りこむことができました。大変でしたが、その分、思いでとして強く印象に残っています。

さて、アクシデントを乗り越えたり、車内でおもいっきりリラックスしたあなたは、仕事で抱えていたネガティブな気持ちが少し晴れて、落ち着いた気分になっているんではないでしょうか。旅の仕上げに入りましょう。

①街を散策する

②おいしい食べ物を食べる

③ホテルで一日を振り返る

まず、無事に目的地にたどり着いたのは、あなたが無理のない旅行計画を立てられたからです。目的を設定し、達成した自分に自信が持てるのではないでしょうか。また、今日一日、予想外のアクシデントもあったと思います。予期しない危機を乗り越えたあなたは、「やればできるさ、なんとかなるさ」といった楽観的な考え方をもてるようになっているはずです。

未来を変える「鉄道一人旅」、予行練習でしたが、終着駅に着きました。

鉄道はただの移動手段ではなく、一人になって自分を見つめなおす第3の場所です。

この第3の場所で自分だけの時間を過ごすことが、忙しい現代では非常に貴重です。

鉄道の旅は、人を癒し、強くします。

たまには肩の力を抜いて、電車に乗ってみませんか?