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家計貯蓄率が上がると景気が良くなる?

たまる消費の反発力、貯蓄率、日米欧で最高水準(チャートは語る)
2021/02/21 日本経済新聞 朝刊 1ページ 1481文字 PDF有 書誌情報
ワクチン接種の進展で新型コロナウイルスの感染が収束傾向になれば、消費が一気に拡大するとの見方が強まっている。コロナ禍での厳しい行動制限を受けた消費の手控えで、主要国では家計貯蓄率(3面きょうのことば)が急上昇した。制限緩和と消費の関係をみると強い連動性がある。ワクチン接種の状況は国によりバラツキがあり、なお不透明感が強いが、需要が一気に増えることで一時的なインフレ懸念も出てきそうだ。

消費回復を後押しするのがコロナ禍で大幅に増えた家計貯蓄だ。行動制限や財政支援で日米欧などの貯蓄率(可処分所得に占める貯蓄の割合)は過去最高水準に上昇。米国では20年4~6月期に約30%と過去平均の2倍強に達した。バイデン政権の公約の1人1400ドル(約14万8千円)の追加給付があれば家計貯蓄は一段と増える。英調査会社オックスフォード・エコノミクスのオリバー・ラカウ氏は「経済回復による収入増よりも貯蓄からの支出が消費回復に寄与する」と分析する。

欧州でも移動制限の緩和を見越した動きが広がる。「鬱積してきた膨大なエネルギーがバネのように解き放たれる」。英イングランド銀行(中央銀行)のハルデーン理事は制限解除後の回復に期待を寄せる。米旅行データ分析会社アダラの航空券予約データによると、欧州では3カ月以上先のレジャー目的の予約数が増加しつつある。

ワクチン接種前から感染抑止で成果を上げていた一部の国では、消費意欲に火が付き始めた。シンガポール大手飲食店予約サイト、チョープのジャン・ウィー氏は「海外旅行ができないことが消費者を外食に駆り立たせている」と指摘。1月の飲食店の予約件数は前年同月比37%増えた。高級すし店は「予約が取れるのは9月中旬以降」という。

米国では4~6月期以降、個人消費の増加率が年率10%を超すとの予想も多く、消費急回復で短期的に物価上昇圧力が高まる懸念がある。景気が本格回復する前に金融緩和の縮小観測が広がれば金融政策運営は一段と難しくなる。

家計貯蓄率―上昇は高所得世帯に偏り(きょうのことば)
2021/02/21  日本経済新聞 朝刊  3ページ  431文字  PDF有  書誌情報
▽…一定の期間に家計が得た可処分所得のうち、消費支出に回らずに手元に残った貯蓄の割合を示す。日本では内閣府が国内総生産(GDP)統計の雇用者報酬などのデータをもとに四半期ごとに推計している。所得以上に消費すれば、貯蓄率がマイナスになることもある。
▽…2020年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で主要国を中心に貯蓄率が大きく上昇した。外出禁止などの行動制限で消費が抑制されたことに加え、世界各国が景気対策のために一時給付金を実施したためだ。日米とユーロ圏の合計では、現預金総額(M2)が20年12月までの1年間におよそ8兆ドル(約840兆円)増えた。ワクチンの普及や行動制限解除で、21年は膨らんだ貯蓄の取り崩しが消費を押し上げる見通しだ。
▽…足元の貯蓄率の上昇は一様ではなく、高所得世帯に偏っている。低所得世帯では現金給付などが生活の下支えになっているものの、コロナ禍の雇用環境の悪化などで所得環境は厳しい。経済正常化後の消費回復に格差が生じる可能性がある。

家計貯蓄率が世界的に上がっているようです。

ワクチンの普及や行動制限解除で、21年は膨らんだ貯蓄の取り崩しが消費を押し上げる見通し。

ということは、景気は良くなるということですかね??

しかし、我が家の家計貯蓄率は上がっていません(笑)